今回は、今月のおすすめにもなっておりますフラクショナルのご紹介です。
◇フラクショナルとは
フラクショナルレーザーは、小じわやニキビ痕・クレーターなどさまざまな肌トラブルの改善が期待できる治療です。
真皮の細胞を刺激することで、コラーゲンやエラスチンの生成を促し、肌のハリアップや肌質の改善へ導きます。
◇ダーマペンとの違い
毛穴やニキビ痕の改善には、他にも「ダーマペン」と呼ばれる治療法もあります。
ダーマペンは、極細針を皮膚にあて振動させることで細胞の活性化を促す手法です。
針の刺激によりコラーゲンの生成が促進されるため、肌質の改善を期待できます。
フラクショナルレーザーとダーマペンの大きな違いは、シミやそばかす等、色素沈着に対しての治療効果です。
フラクショナルレーザーはシミやそばかすの治療も可能ですが、ダーマペンはこれらの症状には効果を示しません。
ダーマペンは皮膚の自然治癒力を高める治療法であり、色素細胞を破壊することはできないためです。
◇フラクショナルの特徴
①皮膚表面へのダメージが少ない
フラクショナルレーザーは、皮膚表面へのダメージを抑えられます。肌へのダメージも少ないため、痛みを感じるリスクも低いです。
ナノ秒という非常に短い時間でレーザーを照射するため、熱エネルギーが皮膚表面に与える影響が少ないからです。
フラクショナルレーザーは、皮膚への影響を最小限に抑えた治療法といえます。
②ダウンタイムが短い
フラクショナルレーザーは、従来のフラクショナルレーザーと比較してダウンタイムが短いです。
ダウンタイムとは、施術をうけてから肌の状態が元に戻るまでの期間をさします。
フラクショナルは肌へのダメージが少ないのでダウンタイムも少ないです。
従来のナノ秒(10億分の1秒)で照射するフラクショナルレーザーは、数日程度の数日程度のダウンタイムを引き起こす可能性がありました。
それに対して、ピコフラクショナルはダウンタイムがほとんどないので、施術した当日にメイクをすることも可能です。
◇フラクショナルレーザーで期待できる効果
①小じわや肌質の改善
フラクショナルレーザーは、真皮に存するコラーゲンやエラスチンを増加させることで、小じわや肌質の改善が可能です。
体内のコラーゲンやエラスチンが不足すると肌のたるみが生まれ、皮膚がよることによって小じわが引き起こされます。
肌質の改善にはコラーゲンの摂取だけでも一定の効果が期待できます。
しかし、コラーゲンとエラスチンをバランスよく摂取できれば、よりシワの改善が可能です。
ゴムのような性質を持つエラスチンは、鋼のように硬いコラーゲンの結合力を強めます。
フラクショナルレーザーは、コラーゲンとエラスチンどちらも増殖・活性化させることが可能です。
②ニキビ痕・クレーターや毛穴を目立たなくできる。
フラクショナルレーザーは、ニキビ痕やクレーター、毛穴の開き等の症状にも効果をもたらします。
ニキビによって皮膚の炎症が長期間になると、陥没して肌に凹凸ができることがあります。
凹凸のあるニキビ痕はクレーターとも呼ばれ、自力で治すのは困難です。
また、肌のハリ不足や加齢による毛穴の伸長によって、毛穴が目立つようになります。
フラクショナルレーザーは、皮膚のターンオーバーを促して綺麗なハリのある肌質へ導きます。
コラーゲンやエラスチンを増殖させるはたらきもあるので、組織再生によってクレーターの改善も可能です。
◇フラクショナルがおすすめな人
・小じわや肌質を改善したい人
・でこぼこのニキビ痕を改善したい人
・毛穴が気になる人
・クレーターを改善したい人
フラクショナルレーザーは、ニキビ痕や小じわ、毛穴のたるみ、クレーターなどに効果をおよぼします。
治療による肌へのダメージも少ないので、痛みやダウンタイムを避けて治療を受けたい方には、フラクショナルレーザーがおすすめです。